2014年10月8日水曜日

9月21日(日)国際会議3日目

国際平和会議3日目、朝から、とてもよい天気でした。

初日から、お手伝いしてくださっていた、西風さんが一足先に帰国されました。
西風さんには、たくさん、助けていただきました。
西風さん、遠くまで、本当にどうもありがとうございました!

この日、会議に向かう前に韓国で一番古いお寺「直指寺」に連れて行ってもらいました。
3日間、朝から晩まで、ず~~っと会議会議だったので、早朝の散歩は気持ちよかったです。
尚北道金泉市の黄岳山にある直指寺は、新羅に仏教を伝えた高句麗の僧・阿度が418年に
創建したもので、韓国でもっとも古い寺院のひとつです。
直指寺という名前は、阿度が黄岳山を指さして、「あの山に寺が建つだろう」と予言した
ことから付いた名前だそうです。

左から、宮崎さん、野坂さん、私。

日本語グループ、英語グループの2つに分かれて行動しました。

直指寺の本殿「大雄殿」です。
1735年に再建されたもので、韓国の文化財に指定されています。
内部は再建当時のまま残されています。


本堂の中は、とても落ち着く空間で、私はしばらく座ってました。

日本と同じ・・彼岸花がひっそりと咲いてました。

 しばらく奥に進むと、「毘盧殿」にたどり着きます。
ここは韓国ではとても有名な観光スポットだそうです。
 

中には1000体もの「現世仏」(座っている仏様)が安置されており、
その中に1体だけ、「誕生仏」(立っている仏様)があるそうです。
この1000体もの中から、一番初めに、立っている仏様を 見つけ、目が合ったら、
男の子を授かる・・ということです。
国際平和会議に参加されている、奥様たちからの戸惑いの声が少しおかしかったです。
「どうしよう目が合ったら・・いまさら、無理よ」とか、
「見つけても、目が合わなければいいのよね?」とか・・
みなさん、キャアキャア言われてました。

・・・いらっしゃいました。

通訳をしてくださったメリードさんと、広島長崎被爆者の会の方と一緒に。

午前中、観光の時間を楽しんだあとは、ノグンリ平和公園に戻って、国際会議が始まりました。

展示もこの日が最後ということで、NHKの小野田さんが取材をされました。
韓国の学生、ミソさんに取材をされていました。
ミソさんは、私の発表のときに国際会議撮影ボランティアとして会場に入ってくださって
いたので、私の発表もすべて聞いてくださっていました。
ミソさんは、まだ動物を迎えたことがないそうです。でも、今回の命展の絵を見て、
命、家族についての考え方が変わったとおっしゃっていました。
学校に戻ったら、みんなに命展のことを伝えたいと、言ってくださいました。
ムガちゃんの絵の前で、涙を流しながら、一生懸命に知っている日本語で取材に答えて
くれた姿に、私も感動して、涙がでました。

その後、国際平和会議の代表、ピーターさんも取材に答えてくださいました。

ピーターさんは、命展のこと、動物たちへの思い、本当の平和とは・・など
とても熱く、たくさんお話をしてくださいました。

ピーターさんと、立命館大学の山根先生と 一緒に。

ベトナムの平和博物館の方もお話してくださいました。
この方は、猫を家族に迎えていらっしゃるそうです。
人間の家族とまったく同じ、大切な存在だと・・。
災害時、避難しなければならないとき、置いていくなど考えられないとおっしゃっていました。
ベトナムでも、命展を開催できるように、考えていきましょうとおっしゃってくださいました。

そして、「ネバー ギブアップ!」と 言って、私を抱きしめてくれました。
その言葉に、思わず、泣いてしまいました。

 最後に、私の書いた論文を翻訳してくださり、会議では通訳もしてくださった、
メリードさんも、取材に答えてくださいました。
メリードさんのお話を聞き、本当に私の想い、命展の想いを、心から理解してくださって
いることに、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

3日間におよんだ会議、最後の全体会のシンポジウムです。
ノグンリ国際平和財団理事長のチャン・クドーさん、ロサンゼルスの寛容博物館長の
リーベ・ジェフトさん、コスタリカ平和博物館設立プロジェクトのマヌエル・ア ラヤ・インセさん、
ゲルニカ平和博物館財団理事長のイラッチェ・モモイショ・アストルキアさんのスピーチが
行われました。

コスタリカ平和博物館設立プロジェクトのマヌエル・ア ラヤ・インセさん。

国際平和博物館会議代表、ピーターさん。

会議終わりの演奏会がありました。
最後は・・会場のみなさんも一緒にアリランの大合唱!!

・・・アリランの大合唱を聞きながら、私たちは廊下で搬出作業をしてました。
NHKの小野田さんも手伝ってくださいました。

すると、韓国の学生さんたちも手伝いに来てくださいました。

宮崎さんも・・最後までありがとうございます。

搬出作業が終わり、記念撮影をしました。
なぜか急に、チャン・クドーさんも合流。

朝から晩まで通い続けた、ノグンリ平和公園も最後になりました。
3日間、とてもよい勉強になりました。

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