2015年9月7日月曜日

9月4日、青苗小学校で授業をさせていただきました。

奥尻島に来て3日目の朝、天気があまりよくなく、雨が降っていました。

奥尻島で2つの小学校のうちの一つ、青苗小学校です。
22年前の奥尻での震災のときは、ここ、青苗地区の被害が一番大きかった
そうです。
この日は、10:30~12:10まで、特別授業をさせていただきました。

青苗小学校です。

 お話を聞いてくれたのは、1年生・3年生・4年生の子供たち。
2年生は青苗地区にはいないそうです。
長い時間でしたが、みんな真剣にお話を聞いてくれました。

その後、みんなと一緒にお昼ご飯を食べながら、いろんなお話をしました。
青苗小学校の子供たちも、みんなかわいかったです。

 帰りは、奥尻の歴史資料館、学芸員の稲垣森太さんが、車で宿まで送って
くださいました。
途中、奥尻の一番長寿のブナの木がある森に案内してくれました。
結構、森の奥まで入っていきました。
奥に行くに連れて、空気が変わっていくのを感じました。
葉っぱが陽に透けててきれいでした。

これが、樹齢約200年のブナの木です。
大きくて、全形が撮れませんでした。

幹もとっても太かったです。
奥尻には、ブナの木がたくさん育っています。
海に近いところに、たくさんのブナの木が育つことは、珍しいそうです。

その後、やっとお天気が快復し、青空がでました。
稲垣さんに宿まで送っていただいた後、バイクを借りて、少し出かけました。
その前に、宿の前の砂浜に出てみました。
海がきれいでした。

ウミネコが何か大きな声で鳴いていました。

じっと見てたら、「なによ?」と言われました。

バイクに乗り、稲穂というところに行きました。
ここは、賽の河原公園といいます。
この道の先に、賽の河原があります。
奥尻では、海の事故が多く、海で亡くなった方を想い、奥尻の石「ゴマ石」を
積み上げるそうです。
カメラを向けるのは申し訳なく思ったので、写真は撮っていません。
しかし、ものすごい数の積み上げられた石が、静かに広がっていました。
その中に、奥尻の震災で亡くなった命を想った、石もあるそうです。

静かな、少し寂しい空気を、奇岩や荒々しい波が囲んでいました。

波はとても激しいのですが、不思議な、透明感がありました。


この日のお日様を、賽の河原公園で、見送りました。

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