2015年9月9日水曜日

奥尻島から函館へ、そして滋賀県へ

9月6日、朝一番の便(6:50出航)に乗り、奥尻島を出ました。

朝6:15分、奥尻小学校の高橋先生が、宿に車でお迎えに来てくださいました。
高橋先生は、このまま私と一緒に函館まで、ご一緒してくださいました。
何故、今回、奥尻島に行くことになったかというと、高橋先生との出会いが
あったからでした。
絵本『ぼくは海になった』が、今年、北海道剣淵町主催のけんぶち絵本大賞で、
びばからす賞をいただきました。
その授賞式が今年の2月に行われ、剣淵町にある、「けんぶち絵本の館」 に
行ってきました。その時、高橋先生も同じ会場にいらしていました。
高橋先生の故郷は、剣淵町だそうです。
その時に、高橋先生が、お声をかけてくださいました。
奥尻島も昔、大きな地震があったので、是非、命展を開催して欲しいと。
高橋先生との出会いがあったおかげで、今回、奥尻島に行くことができました。
高橋先生には、心から感謝しています。

フェリーターミナルには、6:30頃到着しました。
すると・・奥尻小学校の子供が一人、私の元へ!
え?と思い、その先を見ると、昨晩、懇親会で遅くまで一緒だった、皆さんが
見送りに来てくださっていました。
みなさん、ほとんど寝ていないのでは・・と、申し訳ない気持ちでしたが、
こんな見送られ方をしたのは初めてで、嬉しかったです。
いろんな色の長い紙テープが、船に結んでありました。

6時50分、汽笛が鳴り、船がゆっくり動き始めました。
テープが長く長く伸びていき、みんなの手から離れました。
なんともいえない・・寂しさがこみ上げてきました。
高橋先生が一緒に乗船してくれて、よかったです。

みなさんの手を振る姿が、だんだんと小さくなっていきます。
私も大きく手を振りましたが、どこまで見えているのかな・・。

手を振る姿はわからなくなりましたが、まだ、みなさんが小さく見えていました。

やがて見えなくなり、奥尻島も、遠く離れていきました。

2時間で江差港に到着します。
船は少しだけ揺れていたので、横になって眠りました。

江差港に着き、高橋先生が車で、函館を案内してくださいました。
江差の古い町並みや家を見た後、私がどうしても行きたい場所まで
連れて行ってくださいました。
函館にあるのですが、車で1時間半ほどかかるそうです。
途中、なぜかこんな時期、車道脇に、白鳥が・・!?
留鳥として、留まることを選んだ子でしょうか。
かわいい顔をしていました。

私がどうしても行きたかった場所に到着しました!
「函館市 縄文文化交流センター」です。
ここは、「道の駅縄文ロマン南かやべ」に、隣接されています。
この中に、私が会いたい方がいるのです!

「中空土偶」です。
日本に5体ある土偶のうちの一つです。国宝です。
縄文時代後期後半(約3500年前)の墓から出土されたそうです。
思ったよりも大きくて、そしてとても美しい土偶さんでした。
館内には、誰もいなくて、高橋先生と私だけ。
ゆっくり土偶さんといられて、幸せでした。

なんだか、キラキラ輝いていました。

その後、函館に戻りながら、途中で足湯にも浸かりました。
夕飯を函館のラッキーピエロ(ラキピというんでしたよね?)で
いただきました。

函館のラキピ内にある白熊のイスに座る、高橋先生です。
高橋先生は、この後、最終便で奥尻島に戻られました。
高橋先生、本当に本当にお世話になりました。
また、お会いできる日を楽しみにしていますね!

私は、この日は函館に泊まりました。

翌日7日、函館駅から滋賀県へ向かいました。
JR函館駅に向かうと、カモメさんが見送りに来てくれていました。

カモメさん、ありがとう。

特急「白鳥」に乗り、新青森駅まで行きます。
北海道の海沿いを走ってくれる、特急列車です。
特急「白鳥」も、もうすぐ完成の、函館まで延びる新幹線影響で、きっと無くなって
しまうのかな、と寂しくなりました。

車窓の風景です。
ずーっと海沿いを走ります。
あいにくの曇り空でしたが、それでも気持ちがよかったです。

木古内駅に停車。北海道最後の停車駅です。
木古内を過ぎると、青函トンネルに入り、外に出たら青森県です。

新幹線を乗り継ぎ、滋賀県長浜市内に着いたのは、21時でした。
今度は、琵琶湖の近くの町で、複製画展です。

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