2017年10月20日金曜日

大船渡の飼い主さんにお会いし思ったこと。

今日、外は冷たい雨が振り続けています。

アバッセたかたの会場に、絵を依頼された飼い主さんが、大船渡からいらっしゃいました。
この方は、東日本大震災の時、犬(チワワ)を亡くされた方です。
そっと会場に来られて、しばらく絵を見られた後、私に当時のお話をしてくださいました。

東日本大震災が起き、飼い主さんは何も持たず、愛犬だけを抱き、避難所である大船渡公民館に避難されました。
「犬は中に入れられない。犬は車に置くように」そういわれましたが、飼い主さんは犬と離れる選択はなく、避難所には入らず、犬と一緒に車で暮らしました。
当時、車のドアも凍ってしまうくらいの寒さだったそうです。
犬は寒さと恐怖と環境の変化とで、食べるものも少なくなり、体調を崩していきました。
1ヶ月ほどで、ガソリンもなくなり、車での生活もできなくなりました。
その後少しの間、知人宅で過ごされ、5月に仮設住宅に移られました。
しかし、仮設住宅でも様々な問題があり、犬はストレスにより心臓を悪くして亡くなってしまいました。

避難所に避難する時、みんな大切なものを持って避難すると思います。
この飼い主さんにとって大切なものは、犬だけでした。
この飼い主さんだけではなく、当時、もう一人、室内犬をジャンパーの内側に隠して避難所に逃げて来た方がいたそうです。
しかし、犬を隠していることがわかり、避難所から出されてしまったそうです。
他の避難所の話では、同じようにインコを隠して避難した人がいましたが、ペット不可だからと避難所から出されてしまったそうです。
それぞれ、みんな大切なものは違います。
命がけで抱えて来たその大切なものを、価値観の違いやルール、多数決で、引き裂く権利は一体誰にあるのでしょう。
その場から追い出され、いなくなった人を含む様々な命たちの行方は、もう誰にもわかりません。
その中に、二度と声を上げることができなくなった命がたくさんあるということを、今、生きている私たちは、絶対に忘れてはならないことだと思います。

災害時、どれだけの命を救えるかは、日頃の命に対する価値観が大きく関係するのです。
だから、どうか命について、様々な命について、真剣に考えて欲しいのです。
私はもう二度と「助けられたはずの命」という言葉を聞きたくはありません。
人も動物も鳥も植物も、全て、助けられるのであれば、助けたいです。
排除するのではなく、助け合えばいいじゃないですか。
みんな、生きていて欲しいです。
そう、心から願います。





2017年10月19日木曜日

命展パート4 岩手県陸前高田市 アバッセたかた

今日から、岩手県陸前高田市の「アバッセたかた」で展示が始まりました。



陸前高田市での命展開催は初めてです。

6月に開催した盛岡の命展を見に来てくださった、NPO法人ユナイッテッド・アースの職員のSさんが命展の趣旨に賛同してくださり、Sさんのご協力でこちらの会場をお借りすることができました。
そして、会場だけでなく、南三陸にあるユナイテッドアースのシェアハウスにも、無料で宿泊させていただき、移動に使う車も貸してくださいました。
ユナイテッドアースさん、Sさん、本当にありがとうございます。

今回の会場、アバッセたかたは、10メートルも嵩上げした上に建設されたショッピングモールです。

今年の4月にオープンしたばかりで、いろいろなお店や市立図書館が中に入っており、たくさんの人が来られています。

泊まっている南三陸から陸前高田まで、車で片道1時間30分かかります。
まだほとんどの街では、大規模な復旧工事が進められています。
何十台もの行き交う大型ダンプ、砂ぼこりの舞う中、車を走らせ、複雑な気持ちでアバッセたかたまで通います。

会場のアバッセたかたです。

こちらのパブリックスペースを貸してくださいました。

15日に搬入をしました。
今回は、いつも一緒に手伝ってくれているHさんと私と2人での搬入でした。




展示の様子です。




今日16日、初日の様子です。



命展パート4の京都会場から始めた「あなたのペットを描きます!」も、引き続き受付中
です!今日は2匹、ワンちゃんを描かせていただきました!


東海新報さんが取材に来てくださいました。
東海新報さんは、昨年7月に、命展パート4の準備のため、沿岸部を回ってた時にお世話になった新聞社です。
とても丁寧に、心のこもった取材をしてくださいました。
掲載は最終日21日になってしまいますが、多くの方に届いて欲しいです。











2017年10月16日月曜日

命展パート4 宮城県石巻 (株)ナリサワ

夜行バスで12時間、京都から宮城県石巻市へ移動しました。


10月14日から10月16日までは、宮城県石巻市の(株)ナリサワさんの2Fカルチャーギャラリーで展示会を行なっています。
ナリサワさんは、命展パート1の時からずっとお世話になっているところです。
東日本大震災が起きてまだ1年たたない頃、ほとんどの人が人間のことが先だと、動物のことを理解してもらえなかった時に、ご理解くださったところです。





13日は搬入日でした。搬入のお手伝いに、命展パート1の時の飼い主さんがいらしてくださいました。
嬉しかったです。





今回は私を含め、3名で展示をしました。



展示風景です。





熊本地震で実際に起きていた、ペットの避難状況についても伝えています。
これは、ペット同伴避難、ペット同行避難の違いを伝えるものです。

熊本地震から立ち上げた、災害時のアニマルレスキュー「チーム うーにゃん」の活動を京都のボランティアさんたちが、パネルにまとめてくださったものです。

私が関わっている施設での里親さん募集の子達のお知らせや、動物に興味のある人だけでなく、様々な立場の人にも知ってほしいと大切なことを伝えるために立ち上げた、劇団「Sol.星の花」についてなど、そのほかの活動も紹介しています。

物販コーナー。




初日の様子です。



3つの新聞社の方に取材をしていただきました。


石巻かほく新聞社。


石巻日日新聞社。

最終日の今日は、命展パート1〜3までに絵を差し上げた、飼い主さんたちも、たくさん会場に来てくださいました。
またお会いできたことが嬉しかったです。

搬出をお手伝いしてくださった方々です。
命展パート2の飼い主さんご夫妻が駆けつけてくださいました。
どうもありがとうございました。

次は陸前高田で開催します。
陸前高田での開催は初めてです。
会場の詳細は、また別のページでご紹介させていただきます!





2017年10月4日水曜日

命展パート4 ひと・まち交流館京都始まりました!

10月4日から10月9日まで、京都市下京区にある「ひと・まち交流館 京都」で展示をしました。


前日に搬入をしました。





搬入のお手伝いしてくださったみなさんです。前回の京町家Salon de 新門前でもお世話になりましたが、京都で開催するときはいつもお手伝いしてくださいます。本当にいつもありがとうございます。
☆京都名物「生八つ橋」のポーズで。


会場の様子です。広々とした空間で、絵もお手紙もじっくり読んでいただける空間でした。



6日に参加作家の今野雅彦さんが来てくださいました。

7日に京都市の門川大作市長が来てくださいました。
門川市長は京都で命展を開催するときには必ず来てくださいます。
ペット同伴避難についても賛同してくださっています。


次の京都での命展パート4は11月10日〜14日までウィングス京都で開催します。
こちらでもみなさんのご来場お待ちしています!